シシガーデンとはなにか?

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志布志から生まれたプラットホーム「シシガーデン」

〜全国地方自治体初 SNS複合連動型プラットホームの始動〜

 現代日本国は1990年代以降のインターネットや携帯電話をはじめとする通信技術、インフラの進化普及と共に「高度情報化社会」と呼ばれて久しくあります。
「情報社会」あるいは「情報化(された)社会」とは、政治、経済、文化、教育、生活などにおける『情報』の比重が高い社会のことですが、近年とりわけ経済・産業の側面における『情報』の影響がさらに大きくなっているように思います。そして、デジタルテクノロジー活況の現代にこそ、『情報』の奥にある質感と人間味に価値を求め、本質的な『情報』の価値を見抜く“アナログ”な視点がとても大事です。すなわち、単なる記録情報、知識、ラベルでなく、その奥にあるモノとコト、それに伴う情緒、が重視されるべきであり、そのためには、やはり「本質的な豊かさの価値観」をもって『情報』を取捨選択(とりわけ捨)する私達ひとりひとりの人間力が必要です。
『シシガーデン』は、志布志市の地方創生への想い、志布志市がこれまで推進してきたまちづくりの理念・実績・取り組みから満を持して生まれたプラットホームです。自然環境資源や伝承伝統文化、ストーリーに溢れ市民力の高い大隅半島志布志は、その“地の利”をフル活用することで真の情報発信基地と成り得る可能性大であると思いますす。まさに心の行先を示す「志」のまち志布志が、「シシガーデン」を通じて、現代社会の『情報』の価値、真意、真偽を真剣に民意に問い、本来の『情報』の語源に立ち返り、つまり「人間の心の中に自然に形づくられる本質的な価値」ある情報発信・交流の市民運動を起こせる機運を感じております。

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ソーシャルネットワーク(SNS)の可能性

〜USTREAMが起こしたビデオライブストリーミングの革命〜
 シシガーデンはUSTREAM(ユーストリーム)という動画のライブストリーミングを主体に、twitter・facebookなどのSNS(ソーシャルネットワーク)にshopingサイト、web辞書などインターネットで出来るあらゆる可能性・方法論を複合させて、官民が一緒に育て上げる地方自治体としては初のSNS連動複合型プラットホームです。今回はこのライブストリーミングを中心としたSNS動画メディアにふれてみたいと思います。

〜そもそも「ビデオライブストリーミング」とはなにか?〜
 簡単に言うと「ライブ動画を転送し、PCなどで再生する方式」のひとつで、普通は「ファイルをダウンロード→完了後に再生」となるわけですが、1時間の映像をダウンロードしようとしたら待っている時間が大変長いことになる。これを「ダウンロードしながらどんどん再生して観る方式」をいわゆるストリーミングと言い、この方式を世界的に広めたのがシシガーデンでも使用しているUSTREAMで、アメリカの創始者がイラク戦争中にイラクに派兵された友人たちのために、実家の家族とのコミュニケーションツールとして生まれました。2007年に会社設立されてからはクリントン大統領、オバマ大統領などが選挙で演説をストリーミング配信をし、twitterと共に利用したことでも注目を集めました。

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USTREAM ASIA

〜日本のライブストリーミングシーン〜
日本では2010年3月にデザイナーでもある宇川直弘が、自らのスタジオから平日の毎日、ライブ、DJ、トークを配信し続けるDOMMUNE(ドミューン)を開局、その圧倒的なクオリティーとコアな内容に視聴者数は伸び続け、世界中でもっとも有名なインターネットテレビ局となった。DOMMNUEでは、ターゲットを世界においており言語の必要の無い音楽を世界に配信し続けた。また、DOMMUNE開局からほどなくしてkampsite(キャンプサイト)が開局、プロの映像監督が集まり圧倒的なクオリティーで音楽ライブを配信し続ける。マスメディアで仕事をしている一流のプロが自らのメディアを立ち上げ、やりたいものだけを流し続ける様子は、新しいメディアの時代が来ていることを実感させた。そして翌年の3月11日、東日本大震災が起こるのである。
スクリーンショット 2014-11-17 14.51.47.jpgkampsite.jp

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DOMMUNE

〜東日本大震災以後のライブストリーミング・メディア〜
 地震直後、電話回線はパンクし情報が錯綜する中、twitterやUSTREAMなどのSNSが有効であることを知ったkampsiteは、TVを観ることのできない人の為にNHKニュースをそのままキャプチャーし配信し続け、同時にtwitterで各地に撮影に行っている仲間達の情報を展開した。配信直後にNHKが各SNSサイトに「非常時での情報配信ご協力ありがとうございます。テロップなどの情報を載せず番組をそのまま配信してくださるように御願いします」とリリースし、NHKニュースをSNSで流すことを歴史上初めて認めた瞬間だった。それはマスメディアとインディーズメディアの融合した瞬間でもあった。一方、報道管制が引かれ節電騒ぎからライブハウスも全てのライブイベントを自粛し、東京から音楽が無くなった中、深夜の東京電力記者会見をフリージャーナリストの岩上安身が自らのUSTREAMチャンネルであるIWJからノーカットで配信し続け、TVでは放送されない真実に何万人もの人が釘付けになった。
 そして震災三日後の深夜に東京で一番最初のライブとしてフイッシュマンズのライブがDOMMUNEスタジオより配信されたのである。マスメディアから何も情報が流れない中、IWJの深夜の東電記者会見中継、その直後のフイッシュマンズのライブ中継を10万人以上の人たちが観て、TVや新聞に無い圧倒的なリアリティーを体感していた。これはSNSメディアがマスメディアを超えた瞬間でもあった。震災後しばらくしてニコニコ生放送が開局、その独自性のあるチャット表示と2チャンネルから始まったユーザーを獲得してマーケットを拡大し、政治家や著名人が利用するサイトとなっていく。2011年年末にはkampsiteがライブハウスから一週間途切れること無くライブを中継し続ける「シフト2011」を開催、50以上のアーティストが出演し、20万人を超す視聴者を集め話題となる。やがてUSTREAMと同じく、Youtubeも動画のライブストリーミング機能を取り入れ、色々なSNSメディアが当然のようにライブストリーミングを取り入れていく。


一週間ノンストップ中継で20万人が観た「シフト2012」予告映像

〜地方自治体のライブストリーミングの現状〜
地方自治体でライブストリーミングを本格的に事業として取り入れたのは、茨城県の「いばキラTV」がある。いばキラTVはUSTREAMを利用したTV番組(平成25年度県予算には、「いばらきインターネットテレビ事業」として、2億3900万円が計上されている)。SNSメディアを利用した複合型メディアではなく、地元TV局のない茨城県が自ら作ったミニTV局。県が自主的にSNSのUSTREAMを利用したライブストリーミングTV局をそれなりの予算を投入して作ることなど数年前には考えられなかったことでも、時代の変化が如実に伺えるNEWSとなった。

〜全国市町村初のSNS複合型プラットホーム「シシガーデン」の誕生〜
そして、2014年、志布志市より全国自治体初のSNS複合型プラットホーム「シシガーデン」が誕生した。USTREAMを始めとするライブストリーミングとライブ、ストリートシーンの現場にいつづけてきたからこそ、このメディアが地方自治体より開局することに希望を感じる。良いものを作り、良いことを起こしても常にマスメディアに取り上げてもらうこと以上の広告方法を持たなかった地方し自治体の歴史がこのシシガーデンから変わっていき、シシガーデンが広がることで、同じように地方で闘っている同胞たちと繋がり、あらたなムーブメントが始まると確信しています。新しい情報発信の雛形を地方から始め、世界へ発信していく。地方創生とはそういうアクションの連鎖であり、それこそが新しい時代のはじまりなのだと思うのです。

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